OAG Art Center Kobe | オーアーゲー アートセンター神戸

実験会 山田沙奈恵「わすれやすい私、たちへの避難指示」neru企画

日程:
・6.2 (日) 実験会 16時開始
・6.3 (月)  オープンスタジオ(15:00ー18:00)

概要:
わすれやすい私、たちへの避難指示

 山田は近年、自然の脅威と暮らすことについて映像作品を制作しており、避難訓練や理科実験などの防災のアウトリーチ活動を取り上げて、災害にむけた集合的記憶がどのようにつくられたのかを考察してきた。
 本企画では、山田が以前より制作テーマの一つとしている、「心のダメージを回避するための避難訓練はあり得るか」という問いをもとに、非常時に対する心の避難訓練/ 指示についての作品を、OAG Art Center Kobeの空間を活かし、映像に留まらないかたちで制作を試みる。
 今回の実験会では制作の途中段階を公開し、試作を鑑賞しながら、作品形態や鑑賞方法、また作品のテーマである「心の避難訓練」などについて参加者と意見交換を行う場を設ける。

スケジュール詳細:
・6.2(日)実験会
16:00-17:00 鑑賞
17:30頃-19:30 参加者全員での意見交換
※鑑賞は、参加人数によって時間差で行う可能性があります。
※意見交換の時間は延長する可能性があるため、適宜自由に退出可能です。

・6.3(月)オープンスタジオ
15:00ー18:00
実験会でのフィードバックなどを元に、山田がOAG Art Center Kobeの空間で作品制作を進める様子をご覧いただけます。


山田沙奈恵
美術家。東京都を拠点に活動。フィールドワークを中心とした取材によって人間と自然環境の関係性をひもとく映像作品を制作する。自然の脅威と共に暮らすことや、脅威に向かう観光の眼差しなど、ときに矛盾をも含む多重の視点をとらえることを目指す。国内外の展覧会をはじめ、映画祭等にも参加。
主な個展に《山田沙奈恵展 トポフィリア》(富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館、群馬、2023)、《TOKAS-Emerging 2022》(Tokyo Arts and Space 本郷、東京、2022)など。
web: http://sanaeyamada.com
Instagram: sanae__yamada


Evacuation Orders for Forgetful Me and Us
Sanae Yamada / Visual Artist
We hold an experimental gathering with visual artist Sanae Yamada, featuring viewing and discussion of her video installation, as well as open production. The work-in-progress will be shown to the audience, and participants will have a chance to see the prototype. Discussion will be centered around the form of the work, how the audience approaches the exhibit, and the theme of this latest work, “evacuation drills for our minds.”


〈ねる neru〉について パフォーミングアーツの研究を行う庄子萌、現代美術の制作・企画を行う佃七緒のアーティスト・リサーチユニット。美術等の展覧会や演劇・パフォーマンス等の鑑賞時に、鑑賞者が「どのように作品と時間を過ごす(または過ごさない)か」を中心に、アートの企画の設計を研究・試行する。今回は、neruの企画に、山田沙奈恵氏も参加しています。