日程
7.15(月・祝)13:00~18:00 展示鑑賞のみ
7.16(火)実験会
13:00~15:00 展示鑑賞
15:00〜18:00 《ねる neru》企画参加メンバーによる意見交換。ご希望の方はぜひご参加ください。
※15日, 16日共に、展示鑑賞の時間内であればいつお越しいただいても大丈夫です。
※16日の意見交換は延長する可能性があります。適宜退出可能です。
意見交換は主として日本語で実施します(必要に応じて英語のサポートがあります)。
Discussion will be primarily in Japanese (English support is available as required).
実験会概要
むらたちひろは、染色の技法に含まれる水や染料の動きなどの現象や、それらの現象を生み出すきっかけとなる身体の動きにも着目し作品制作を行ってきた。
本企画でむらたは、これまで制作してきた作品が鑑賞者にとってどのような「距離」(自身との関わり)で鑑賞されうるかを考え、再制作や新たな構成を試みる。作品の公開に合わせ、展示のテーマとなる「作品との距離」や個々の作品の鑑賞方法についてなどのディスカッションも行う。
また新作として、作品の一部を鑑賞者の手元に届け、鑑賞者の日常の中で体験が始まる試みを予定している。(事前予約制)
水を媒介に素材が変化した/していく間に、周囲の環境や社会状況、作家の思考や鑑賞者のその日の気分など、様々な時間が同時に流れ、作品と鑑賞の場に入り込んでいく。本実験会は、その時々で変化しうる「作品との距離」について、つくり手・鑑賞者の両方の側面からの目線を知る機会としたい。
事前予約制について
本実験会への参加方法は、下記よりお選びいただけます。
・参加方法
①当日の展示鑑賞のみ(15, 16日)
②展示を鑑賞した後、ディスカッションに参加する(16日のみ)
展示鑑賞、ディスカッションへの参加については予約は不要です。
新作の鑑賞では「作品の一部となる送付物をあらかじめ鑑賞者にお送りする」試みを行います。送付物を事前に受け取って鑑賞されたい方は、以下の予約フォームよりお申し込みください(20名まで)。
※展示鑑賞については定員はございません。
・予約締切:
2024年7月6日(土)23:59
・予約フォーム
https://forms.gle/ay2zJp7JdkRHKpyw6
むらたちひろ 1986年京都生まれ。2011年京都市立芸術大学大学院美術研究科(染織)修了。「染まる現象 / 染める行為」に内包される様々な「揺らぎ」に身近な世界をうつし見る。おもな展覧会に、「染・清流館コレクション展 染色の抽象表現」(2024, 染・清流館 / 京都)、「京都府新鋭選抜展」(2023, 京都文化博物館)、 「VOCA展2022」(2022, 上野の森美術館 / 東京)、「TOKAS Emerging 2022」(2022, TOKAS本郷 / 東京)、個展「beyond」(2022, Gallery PARC / 京都)など。現在、京都・大阪を拠点に活動。web: https://murata-chihiro.tumblr.com/
撮影:志儀駒貴 / photo by Komaki Shigi
〈ねる neru〉について パフォーミングアーツの研究を行う庄子萌、現代美術の制作・企画を行う佃七緒のアーティスト・リサーチユニット。美術等の展覧会や演劇・パフォーマンス等の鑑賞時に、鑑賞者が「どのように作品と時間を過ごす(または過ごさない)か」を中心に、アートの企画の設計を研究・試行する。