OAG Art Center Kobe | オーアーゲー アートセンター神戸

ねるneru企画 実験会07 森 絵実子《かた ╋ ち》

【日程詳細】
●12月26日(木)実験会
・開始 12時
・公演(13時~/15時~)
・座談会 16〜17時頃

※この日の公開は、ご来場者さまにも身体を動かしていただく参加型のパフォーマンス公演、及び、作家・企画者・ご来場者のみなさまでの座談会を含みます。
(座談会への参加の有無はご自由にお選びいただけます。)
※公演へのご参加は予約制となります。
(各回5名程度、2回公演)
→予約フォーム https://forms.gle/5Jw2wktgYj83Z9RH9

●12月27日(金)一般公開
・開場時間:11時~17時

※こちらの日程は開場中いつでも展示をご鑑賞いただけます。

【参加作家】
森絵実子、趙恵美、酒井稚恵、ETONOVA 吉田愛

【企画概要】

森絵実子は、描きたいモチーフや扱う布の様相に応じて、染色の様々な技法を軽やかに使い分けて制作を行う。近年は、自身の経験や子育ての過程で出会った「十字」というかたちに関心を持ち、たびたび作品に取り入れてきた。「十字をえがく」身体の運びは、生活の中の様々な動きの基礎として日々の活動の中に潜んでおり、その結果として現れる記号や文様を世界各地の工芸や建築などに見ることができる。

本企画では、森の「十字を生み出す身体」への関心から、ダンサーの趙恵美を迎え、鑑賞者にも協働を促すパフォーマンスを交えた実験会を行う。森の十字への関心が表れた作品や、日々の中にある「文様」、それを「纏う(まとう)」ことへの関心を持つ他の作家の作品に加えて、場の案内人としてのパフォーマーの身体、そしてその場を巡る鑑賞者の身体をも含めながら、空間を構成することを試みる。

【作家テキスト】

「╋」を描く

分けてもわからない世界はとどまらずに動き続ける。
心の内と外の境目において私たちは、
世界を分けて《かたち》にして捉えようとする。
神話、文様、舞…《かた》に《いのち》が流れこむ。

森 絵実子

【作家プロフィール】

森絵実子(もり えみこ)

染色画家
1981 京都生まれ
2008 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 染織専攻 修了

●展覧会
2017 “Wafting II – Work With Dye Techniques” (MEDIALIA Gallery / New York)
2016 琳派400年記念京に生きる琳派の美現代作家 200人による日本画・工芸展」(京都文化博物館 / 京都)(日本橋高島屋 8階ホール / 東京)
2015 「琳派400年記念 新鋭選抜展~琳派の伝統から、RINPA の創造へ」(京都文化博物館 / 京都)
2014 「第35回京都美術工芸作家協会展」京都府知事賞受賞(京都)
2007 “International Art Exhibition Summer Pleasures” (A-forest Gallery / New York) 

●受賞:
小合賞・市長賞・大学院市長賞・京都府知事賞受賞

●2016年の出産を機に2021年からKomierimoの屋号で商品展開をはじめる。
2021~(ikke/京都)

【〈ねる neru〉について】

現代美術の制作・企画を行う佃七緒と、パフォーミングアーツの研究を行う庄子萌によるアーティスト・リサーチユニット。美術等の展覧会や演劇・パフォーマンス等の鑑賞時に、鑑賞者が「どのように作品と時間を過ごす(または過ごさない)か」を中心に、アートの企画の設計を研究・試行する。

Instagram